雪の多い地域では、雪下ろしといった作業でケガをされる方が後を絶ちません。
そのため、自治体によっては雪に強い住宅に対して補助金制度を設けていることがあります。
そこで今回は、新潟にお住まいの方に向けて、克雪住宅の補助金について解説します。
ぜひお役立てください。
□ 克雪住宅とは何か
新潟県では、冬になると冷たい季節風が吹きます。
これが原因で山沿いに大雪を降らせることがあります。
それゆえに、新潟県の多くは豪雪地帯に指定されています。
雪が多い地域であるが故の問題も多くあります。
1つ目は落雪による問題です。
屋根の形状によっては屋根から落ちた雪が車にかかって動かせなくなったり、出入り口をふさいでしまったりすることがあります。
下に人がいた場合は、下敷きになってしまう恐れもあるため、大変危険です。
２つ目は家が傷んでしまうことです。
雪には重みがあるため、積もった状態で放置しておくと、軒先が傷んでしまう恐れがあります。
また、エアコンの室外機といった住宅設備の劣化を招く要因となることもあります。
３つ目は雪処理による事故です。
雪下ろしや除雪作業をしている際の事故は毎年発生します。
放置しておくと生活が困難になってしまうため、対策が必要になってきます。
これらを解決するために考えられたのが克雪住宅です。
克雪住宅は建物から雪が落ちても困らないようにあらかじめ計画しておくことで、雪処理をしなくても生活できるように設計された住宅になります。
また、建物自体も雪に対して高い強度が保てるような設計にしておくことで、建物の劣化を抑えることもできます。
このように、雪国の暮らしに合わせた住宅のことを克雪住宅と呼びます。
□ 克雪住宅の補助金制度について
先ほどは克雪住宅とは何かについて解説しました。
ここからは補助金制度についてご紹介します。
令和3年度では、長岡市、柏崎市、魚沼市、南魚沼市など11の市町村で補助金制度が実施されていました。
克雪住宅であれば、補助の対象となるわけではありませんが、各自治体の補助要件に該当すれば補助金を受けられます。
令和4年度の申請は、4月ごろに予定されているため、補助金の申請をお考えの方はチェックしておきましょう。
□ まとめ
今回は、新潟にお住いの方に向けて、克雪住宅について解説しました。
雪の多い地域にお住いの方は、今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてみてくださいね。
当社では新潟の住宅に関するご相談を受け付けております。
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