キッチンの使い勝手が悪くて悩んでいる方、これからに備えてバリアフリー化しませんか。
使い勝手を良くするためにバリアフリーにすると言っても、具体的にどこをどう変えたらいいのか悩んでしまいますよね。
今回は、バリアフリーキッチンの適切な高さや特徴、リフォーム時のポイントをご紹介します。
□ バリアフリーキッチンの高さをご紹介します!
キッチンは高さによって使い勝手が大きく異なります。
バリアフリーキッチンでは、座っている状態でも立っている時と同じように作業できるように高さが設定されています。
国土交通省では車椅子使用者の車椅子使用時の目線の高さは110センチメートルと定めています。
座ったままでも、調理台を見渡せ、かつ鍋をかき混ぜたり、具材を切ったりできる高さにする必要があります。
メーカーによっては、キッチンのワークトップの高さを1センチ刻みで選べるものもあります。
ご自身や家族の身長に合わせて、最も使いやすい高さに設定すると良いでしょう。
□ キッチンをバリアフリー化する際のポイントをご紹介します!
キッチンをバリアフリーにする際、具体的にどこに気をつけるべきなのでしょうか。
この項ではポイントを2つご紹介します。
1つ目は、シンク下に足の入るスペースを確保することです。
基本的に、キッチンのシンク下は収納になっていますよね。
しかし、シンク下にスペースがないと、座った時に足が入らないため作業台と自分の体の距離が空いてしまいます。
特に、車椅子の場合だと全長平均が約1メートルあるために、シンクの利用が難しいです。
シンク下に何もないスペースを作ることで座ったままでも快適に作業できるようになるでしょう。
また、収納スペースが不足しないか心配な方は、頭上に昇降収納を設置することをおすすめします。
2つ目は、幅を広くとった通り抜け可能なキッチン通路にすることです。
1人で立って使うことを想定されたキッチンの幅は80センチから90センチ程度ですが、座って作業をする場合や車椅子で動き回ることを想定すると明らかに狭いですよね。
車椅子利用者がキッチン通路を楽に移動できるようにするには、通路幅は110センチから120センチ程度はあった方が良いでしょう。
また、通り抜け可能なアイランドキッチンや、対面式タイプのキッチンなら、さらに快適に作業を行えるでしょう。
□ まとめ
今回は、キッチンをバリアフリー化する際の高さについて解説しました。
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