冬は寒く、夏は暑い家だと感じる原因は、主にその家の断熱性能が低いことが考えられます。
特に、築年数が経過している住宅は断熱があまり行き届いていない場合や、全く断熱が考慮されていない住宅も存在します。
そのような住宅でもリフォームで解決できるため、今回は家の断熱リフォームの費用を解説します。
□ 断熱リフォームのメリットを紹介!
断熱リフォームをすることで、様々な生活環境を改善できます。
ここでは、具体的な断熱リフォームのメリットを3つ紹介します。
1つ目は、寒暖対策です。
快適に家の中で過ごすためにも、冬は寒く、夏は暑い家にはしたくないですよね。
断熱リフォームは、冬には室内の暖気が家の外へ逃げるのを防ぎ、夏には暑い外気が室内へと侵入するのを防ぐ役割を持ちます。
2つ目は、節電対策です。
断熱性能が低い家だと、エアコンの効きが悪く、余計に冷暖房代がかかってしまうでしょう。
しかし、断熱リフォームでは冷暖房の使いすぎを防ぎ、節電対策になることで光熱費が削減できます。
暖気や冷気が室内外へと漏れ出ることが原因でエアコンの効きが悪くなるため、寒暖対策をしつつ節電もできます。
3つ目は、カビや結露の発生を防ぐことです。
リフォームする場所によっては、室内外の温暖差が少なくなる場所ができるため、結露やカビの発生を抑制できる可能性があります。
また、工事内容によっては防音性、建材によっては耐震性が上がるものもあるため、併せて検討されると良いでしょう。
□ 断熱リフォームにかかる費用を紹介!
築年数や家の断熱状況によって必要な断熱工事が異なりますが、最低限やるべき断熱箇所が存在します。
ここでは、それぞれの断熱箇所の大まかな費用を紹介します。
1つ目は、窓の断熱リフォームです。
手軽にできる断熱リフォームとして、窓は効果的に断熱性能を上げられます。
よく用いられるカバー工法によるサッシ交換のリフォーム費用相場は、腰高窓が約17〜27万円、掃き出し窓が約34〜41万円、より断熱性の高いLow-E複層ガラスでは、腰高窓が約18〜28万円、掃き出し窓が36〜43万円です。
2つ目は、床の断熱リフォームです。
施工面積約60平方メートルのケースで、床の解体をしない場合は約20〜30万円でリフォームできますが、床の張替えと同時に行う場合は約80〜120万円が目安です。
3つ目は、壁の断熱リフォームです。
延床面積約120平方メートルの家の場合、壁の解体撤去・再仕上げ費用も含めると、約100〜150万円かかります。
もちろん、リフォーム会社によって金額は異なるため、依頼する会社によく確認してからリフォームすることをオススメします。
□ まとめ
今回は、家の断熱リフォームにかかる費用について解説しました。
一部分だけリフォームする場合もありますが、大規模リフォーム時に家全体の断熱リフォームを行う場合もあるので、ぜひ検討されると良いでしょう。
当社では、無料の住宅点検を受け付けています。
気になる点や不安な点がある方は、ぜひご相談ください。