3LDKの収納量目安は?家族4人分の収納計画と不足解消のコツ

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3LDKという広さは、多くの場合、夫婦と子供2人など、3〜4人家族が快適に暮らすのに適した空間と言えます。
しかし、家族が増えればそれに比例して荷物も増え、「収納が足りない」という悩みに直面しがちです。
特に、リビングは家族が集まる中心であり、日用品から書類、季節家電まで、様々なものが一時的に置かれる場所となるため、十分な収納スペースの確保が不可欠です。
また、個々のプライベート空間である各部屋のクローゼットや棚も、衣類や私物を整理整頓するために重要な役割を果たします。
今回は、3LDKで4人家族が心地よく暮らすために必要な収納量の目安と、将来的な収納不足を未然に防ぎ、限られたスペースを最大限に活用するための具体的な計画とテクニックについて解説します。

3LDKの収納量家族4人分の目安

リビングに必要な収納スペースの容量

家族が集まるリビングは、生活感が出やすく、物で散らかりやすい空間ですが、適切な収納計画によってすっきりと保つことが可能です。
一般的に、リビングには、書類や郵便物、文房具、リモコン、常備薬、充電器などの細々とした日用品、そして雑誌や本、さらには季節によっては暖房器具や扇風機といった家電類まで、多岐にわたるアイテムを収納する必要があります。
これらの物を無理なく収めるためには、奥行き30cm程度の棚であれば、幅にして最低でも2〜3メートル分、あるいは、十分な深さのある引き出しが5〜6杯分程度の容量を目安とすると良いでしょう。
壁面収納ユニットや、リビングの一角に設ける造作棚などを活用し、扉付きの収納とオープン棚をバランス良く配置することで、見せる収納と隠す収納を両立させ、機能的かつ美しい空間を作り出すことができます。

各個室に設けるべきクローゼット棚のサイズ

各個室の収納は、主に居住者個人の衣類や私物を整理するために設けられます。
主寝室には、夫婦二人の衣類を収納するため、幅160cm〜180cm、奥行き60cm程度のクローゼットが標準的であり、内部にハンガーパイプと可動式の棚板を複数設けることで、スーツやワンピースなどの長物から、畳んで収納する衣類まで対応できます。
子供部屋の場合、一人あたり幅80cm〜100cm、奥行き55cm〜60cm程度のクローゼット、もしくはそれに準ずる収納スペースがあると安心です。
子供の成長に合わせて衣類が増えたり、学用品が増えたりすることを考慮し、棚板の高さや枚数を調整できるタイプを選ぶと、長期的に活用できます。
また、ベッドサイドやデスク周りには、本や小物類を整理できるよう、奥行き30cm程度の浅めの棚や、引き出し式のチェストを設置すると、使い勝手が向上します。

衣類季節物大型荷物の収納量イメージ

家族4人分の衣類は、年間を通してかなりの量になります。
単純計算で、一人あたり春夏物でTシャツや薄手のトップス、ボトムスなどを合わせて50〜60着、秋冬物でセーターや厚手のコートなどを30〜40着程度と考えると、各シーズンでかなりの収納スペースが必要となることがわかります。
これに加えて、布団や毛布、季節外の家電、レジャー用品、スーツケースなどの大型荷物の収納も考慮しなければなりません。
布団類は、圧縮袋を活用して押入れやクローゼットの最上段に、季節家電は専用の収納ケースに入れて、屋根裏収納や納戸、あるいは奥行きのあるウォークインクローゼットなどにまとめて収納するのが一般的です。
スーツケースやアウトドア用品などは、使用頻度が低いものほど、アクセスしにくい場所でも問題ないため、スペースを有効活用しながら計画的に配置していくことが求められます。

3LDKでの収納不足を解消する秘訣

将来を見据えた収納計画の立て方

現在だけでなく、将来の家族構成の変化やライフスタイルの変遷を見越した収納計画を立てることが、長期的な視点では非常に重要です。
例えば、現時点では子供部屋が1つで済んでいても、将来的に子供が増えたり、独立する時期が来たりと、家族構成は変化します。
また、趣味の道具が増えたり、テレワーク導入で仕事道具が増えたりと、住む人のライフスタイルによって必要な収納の種類や量は刻々と変わっていきます。
そのため、初期段階で「この家で、将来的にどのくらいの荷物が増える可能性があるか」「どのような種類の荷物が増えるか」をある程度シミュレーションし、可変性のある収納(棚板の高さ調整、仕切りの変更、増設可能なユニット家具など)を積極的に採用することが、後々の収納不足を防ぐ鍵となります。

限られたスペースを最大限に活かす収納テクニック

3LDKという限られた空間を最大限に活用するためには、あらゆる場所を収納スペースとして捉え、工夫を凝らすことが不可欠です。
まず、壁面を有効活用する「縦の空間」の利用が挙げられます。
天井まで届く壁面収納や、突っ張り棒を利用した簡易的な棚の設置は、デッドスペースを解消し、収納力を大幅に向上させます。
また、家具と壁の隙間、ベッド下、扉の裏側なども、奥行きや形状に合った収納グッズを活用することで、見えない収納スペースとして活用できます。
さらに、収納付きベッドや、座面下に収納があるソファ、引き出し付きのデスクなど、多機能家具を取り入れることも、空間を有効活用する上で有効な手段です。
これらのテクニックを組み合わせることで、一見収納が少ないと感じる部屋でも、驚くほど多くの物を整理整頓することが可能になります。

家族の成長に合わせた収納の見直し方

家族の成長は、それに伴って荷物の種類や量も変化させるため、収納計画は一度立てたら終わりではなく、定期的な見直しが不可欠です。
特に、子供の成長段階に合わせて収納を見直すことは重要であり、乳幼児期のおもちゃや衣類から、成長するにつれて増える学用品、部活動の道具、そして将来的に必要となる大学の教科書や就職活動の資料など、その時々で必要とされる収納スペースや形状は大きく異なります。
年に一度、あるいは季節の変わり目などに、家族全員で持ち物の整理を行い、不要になったものを手放す習慣をつけることで、常に最適な収納状態を維持することができます。
また、夫婦のライフスタイルの変化(例えば、テレワークの導入による仕事道具の増加や、新しい趣味の開始など)にも柔軟に対応できるよう、収納スペースの一部に余裕を持たせておくことも、長期的に快適な住空間を維持するための賢い方法と言えるでしょう。

まとめ

3LDKの間取りで家族4人が快適に暮らすためには、リビングや各個室に十分な収納スペースを確保し、衣類や季節物、大型荷物まできちんと整理できる計画が不可欠です。
各部屋の収納量の目安を把握し、将来の家族構成やライフスタイルの変化を見越した計画を立てることで、収納不足に悩まされるリスクを減らすことができます。
壁面やデッドスペースを最大限に活用する収納テクニックを駆使し、家族の成長に合わせて収納を見直す習慣をつけることが、常に整理整頓された心地よい住空間を維持するための鍵となります。
これらのポイントを押さえることで、限られたスペースでも、豊かで快適な暮らしを実現できるでしょう。

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