バリアフリーとユニバーサルデザインの違いについて解説します!

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この記事をご覧の皆さんは
「バリアフリーとユニバーサルデザインの違いって何だろう」「バリアフリー化するとどのような問題が起こるのかな」
このようなお悩みを抱えているかもしれません。 

そこで、今回はバリアフリーとユニバーサルデザインの定義と、バリアフリー化による問題点について解説します。

□ バリアフリーとユニバーサルデザインの定義について解説します!

バリアフリーとユニバーサルデザインは同じように見えますが実は少し違いがあります。
ここでは2つのデザインの違いについて解説しましょう。

1つ目は対象です。
バリアフリーは高齢者や障がい者が対象になる一方で、ユニバーサルデザインは基本的に全ての人が対象となります。
例えば階段しかない出入り口にスロープをつけて足元が不安な方が安心して使えるようにしたのがバリアフリー、一方で誰もが使いやすくするために階段をなくして平らにするのがユニバーサルデザインです。

2つ目は行動の主体です。
バリアフリーは行政主導ですがユニバーサルデザインは民間主導で行われます。
平成18年にバリアフリー新法が施行されて以来、この法律を元にバリアフリー化が進められました。

3つ目は考え方です。
バリアフリーの考え方は高齢者や障がい者を対象にして生活の支障となるものを取り除くという考え方で、ユニバーサルデザインは全ての人が使いやすいデザインにするという考え方です。

つまりユニバーサルデザインのうち、特に高齢者や障がい者に特化したものがバリアフリーと考えていただけるとわかりやすいでしょう。

□ バリアフリー化により新たに起こる問題とは?

バリアフリー化で問題の多くは解決するかもしれませんが必ずしも良いことばかりではありません。
ここではバリアフリー化することで新たに起こる問題について解説しましょう。

バリアフリーは先ほども申し上げたように高齢者や障がい者にとって障壁となるものを取り除くという考え方です。
これは高齢者や障がい者の特別扱いを助長しており、逆に注目を浴びてしまうという見方もできます。

その点ユニバーサルデザインは誰でも平等に使えるようなデザインなので、目的地まで誰もが同じ道のりを歩むことができます。

必ずしも問題解決に至るかどうかはわからないというバリアフリーの問題点を十分理解した上で、利用することが重要ですね。

□ まとめ

この記事では、バリアフリーとユニバーサルデザインの違いについて解説しました。 
この記事をバリアフリーとユニバーサルデザインの理解にお役立ていただけると幸いです。

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