キッチン床の張り替え|床材選びのポイントを徹底解説

  • コラム

キッチンの床の張り替えは、住まいの快適性やデザイン性を大きく左右するリフォームです。

しかし、いざ床材を選ぶとなると、種類が多くて迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

「どの床材を選べば良いのかわからない」「費用はどのくらいかかるのか」「具体的な方法が知りたい」

そんな悩みをお持ちのあなたのために、この記事では、キッチン床の張り替えに必要な知識を網羅しました。

床材選びのポイントをわかりやすく解説していきます。

□キッチン床の張り替え|リフォームのタイミング

キッチン床のリフォームは、いつ行うのが適切なのでしょうか。

床にへこみやきしみなどを感じたり、傷が目立ってきた場合は、経年劣化が進んでいるサインです。

リフォームを検討するタイミングと言えるでしょう。

しかし、床材の種類や下地の状態によって耐久年数は大きく異なるため、現状の床がどのくらい年数が経過しているのかを知る必要があります。

1: 床材の種類別の耐久年数

床材の種類によって、耐久年数は大きく異なります。

目安として、下記を参考にしてください。

クッションフロア :10年

タイル(フロアタイルも含む):10年

コルク:50~70年

フローリング :15~20年

2: 床材の劣化状況

具体的な劣化状況を以下にまとめました。

– クッションフロア:酷い汚れ、剝がれ、割れなどが目立つ。

– タイル:傷や亀裂が目立つ。

– コルク:傷がつきやすく、補修が難しい。

– フローリング:へこみ、きしみ、傷が目立つ。

特に水回りなので、木材を使用するフローリングは水分に弱く劣化が早くなります。

酷いと変色や浮き剥がれる可能性があります。

□キッチン床の張り替え|床材の選び方

キッチン床の張り替えに適した床材を選ぶためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

ここでは、キッチン床に適した床材の選び方のポイントを、4つの観点から詳しく解説していきます。

1: 撥水性・耐油性

キッチンでは、水分や油分が床に落ちることが多いため、水を弾く素材や油が染み込まない素材を選ぶと、掃除がしやすくなります。

塩化ビニール素材は、防水性が高く掃除しやすい傾向にありますが、フロアタイルなどは目地の隙間から水が染み込むこともあるため注意が必要です。

2: 滑りやすさ

刃物や火を扱うキッチンでは、安全性の観点から、滑りやすく転倒や事故の原因となりやすい床材は避けましょう。

光沢があり表面がツルツルした複合フローリングやタイルは、見た目の美しさはありますが、逆に滑りやすいためキッチンには適していません。

家全体のバランスを考え、表面が滑りやすい床材を採用する場合には、キッチンマットを敷くなどの工夫をしましょう。

また、表面にエンボス加工が施された床材は、滑り止め効果は高まりますが凹凸の隙間に汚れがたまる原因となるため、加工が強すぎないものを選ぶようにしましょう。

3: 予算

予算が限られている場合には、コストの点から床材を選ぶことも大切です。

本記事で紹介した床材の中で、最もコストを抑えられるのはフロアシート、次いでクッションフロアとなっています。

いずれも塩化ビニール素材を使用しているため耐久性・耐熱性は同程度ですが、足腰への負担や足音を軽減できるクッションフロアの方が、コストと機能性のバランスが取れている点からおすすめです。

4: LDK全体のデザイン

キッチンのみの床の張り替えリフォームを行う場合には、LDKや廊下、他の部屋の印象も含めた全体的なコーディネートを考慮して床材を選びましょう。

キッチン本体や壁紙・天井のクロスの色、家具・家電の色などに合わせた配色で床材を選ぶこともポイントです。

クッションフロアをはじめ、カラーやデザインが豊富に用意された床材もあるので、LDK全体の統一感や雰囲気に合わせて選ぶことも可能です。

□まとめ

この記事では、キッチン床の張り替えにおけるリフォームのタイミングと床材の選び方について解説しました。

床材を選ぶ際には、耐久年数や劣化状況、撥水性・耐油性、滑りやすさ、予算、LDK全体のデザインなど、様々な要素を考慮することが大切です。

これらのポイントを参考に、理想のキッチンを実現しましょう。

新着コラム

コラム一覧へ