トイレリフォームは、住まいの快適性を大きく左右する重要な工事です。
しかし、高額な費用がかかるだけに、失敗して後悔したくないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、トイレリフォームでよくある失敗例や、後悔しないためのチェックポイントを具体的に解説していきます。
これからトイレリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
□トイレリフォームで気をつけること
1:使いにくくなってしまった
トイレは毎日使う場所なので、リフォーム後も快適に過ごせるように、将来的なことも考慮することが大切です。
例えば、高齢になっても使いやすいように、手すりの設置や、床の段差をなくすなどの工夫が必要です。
また、家族構成の変化やライフスタイルの変化にも対応できるよう、柔軟な設計を心がけましょう。
2:空間が狭くなってしまった
トイレの空間は、便器のサイズや形状によって大きく変わります。
リフォーム前に、現在のトイレ空間の寸法を正確に測り、新しい便器のサイズを比較検討することが重要です。
特に、コンパクトなトイレを選ぶ場合は、十分なスペースが確保できるか、掃除がしやすいかなどを確認しましょう。
3:汚れが気になる
トイレの床材には、水に強い素材を選ぶことが重要です。
木材は汚れが付きやすく、掃除も大変です。
クッションフロアやタイルなど、水に強い素材を選び、清潔な状態を保ちましょう。
4:機能付き便座の設置ができない
機能付き便座には、コンセントとアースが必要になります。
リフォーム前に、コンセントの容量や位置を確認し、必要に応じて増設工事を行う必要があります。
また、機能付き便座の消費電力も確認し、電気容量が足りるかどうかをチェックしましょう。
5:マンションの管理規約に違反した
マンションでは、リフォームに制限がある場合があります。
リフォーム前に、必ず管理規約を確認し、違反がないかを確認しましょう。
特に、排水方式やトイレの位置変更、増設などについては、事前に管理組合に相談することが必要です。
□トイレリフォームのチェックポイント
1:便座
便座には、タンク付き、タンクレス、フローティング（壁掛け）の3つのタイプがあります。
それぞれのタイプには、メリットとデメリットがあるので、自分のライフスタイルやトイレの空間、予算に合わせて選びましょう。
・タンク付きトイレ
水圧が強く、タンクがある分、設置にはスペースが必要です。
手洗いボウルが付いているタイプもあります。
・タンクレストイレ
タンクが無くスッキリとした印象のトイレです。
水圧は弱めで、マンションでは水圧の関係で使えなかったり、追加工事が必要になることがあります。
・フローティング（壁掛け）トイレ
床と便器が接地していないトイレです。
スッキリとした印象を与え、便器が浮いているので掃除がしやすいです。
2:手洗い場所
手洗いボウルは、使いやすさを考慮して設置場所を選びましょう。
タオルリングやタオルハンガーの位置、ボウルの広さ、水栓のタイプなども重要なポイントです。
手洗い場所を別に設ける場合は、水栓のタイプやボウルの広さも使いやすさを左右します。
身だしなみを整える目的もあるなら鏡を置いたり、ごみ箱を設置するスペースを確保したりすると使いやすいでしょう。
3:照明
トイレの照明は、明るさだけでなく、雰囲気も大切です。
シャンデリアなどコードを長く垂らすタイプの照明は、コードが邪魔にならないように注意が必要です。
電気の消し忘れ防止に、人感センサー付きの照明もおすすめです。
4:収納
収納は、トイレットペーパーや掃除用品などを収納するのに便利です。
収納スペースが限られている場合は、ドア上の空間を利用したり、壁にニッチを作ってスペースを作ったりするなどの工夫が必要です。
5:ドア
トイレのドアには、開き戸、引き戸、折れ戸の3つのタイプがあります。
それぞれのタイプには、メリットとデメリットがあるので、トイレの空間や使いやすさを考えて選びましょう。
・開き戸
トイレ側に押す場合、中で人が倒れたときに開けられなくなるので注意が必要です。
・引き戸
左右いずれかにドアが入るスペースが必要です。
・折れ戸
開口部も広く、扉の開閉スペースも少しで済みます。
□まとめ
トイレリフォームは、失敗すると後悔する可能性が高いので、しっかりと計画を立てて進めることが重要です。
この記事で紹介した失敗例やチェックポイントを参考に、理想のトイレ空間を実現しましょう。
特に、将来的なことも考慮して、使いやすく、清潔で、安全なトイレを設計することが大切です。
後悔のないトイレリフォームを実現するために、専門業者と相談しながら、計画を進めていきましょう。
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