風呂場を安全に!手すり取り付けのポイントとその効果

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安全性や日常生活の快適性を重視する方々にとって、自宅の浴室や脱衣所は日々の生活の中で特に注意を払いたい場所の一つなのではないでしょうか。
転倒や怪我のリスクを減らし、使い勝手の良い空間を実現することが、快適で安心した生活を送る上で非常に重要になります。
そこで、風呂場に手すりを取り付けることのメリットと、その取り付け方について具体的な方法と最適な位置をご紹介します。

□風呂場に手すりを取り付けるメリット

風呂場や脱衣所に手すりを設置することのメリットは計り知れません。
立ち座りのサポートや転倒防止により、特に高齢者や身体に不安を感じている方々にとって、安全で快適な環境を提供します。

1:お風呂での立ち座り動作の補助

浴室や脱衣所での立ち上がりやかがみ込む動作は、特に足腰に負担がかかりやすいです。
手すりがあれば、これらの動作をサポートし、楽に行えます。
また、脱衣所での着替え時にも安定感を提供し、ふらつきを防ぎます。

2:お風呂場での転倒防止

お風呂場は家の中で最も転倒しやすい場所の一つです。
滑りやすい環境下では、小さなお子さんや高齢者が特に危険にさらされます。
手すりがあれば、安全に移動できるため、全家族の安全性が向上します。

□風呂場での手すりの取り付け方と最適な位置

手すりの設置は、風呂場をより安全かつ快適な空間に変えるために重要な役割を果たします。
特に水平型とL字型の手すりは、さまざまな場所に設置することで、利便性と安全性を高められます。

1:浴槽の側面への水平型またはL字型手すりの設置

浴槽の側面に手すりを設置することで、入浴時や出浴時の立ち座りを大きくサポートします。
このとき、水平型の手すりは、床と平行に設置することで、立ち座りの際に力を入れやすくなります。
また、L字型の手すりは、浴槽の角に取り付けることで、立ち座りだけでなく、体を洗う際の安定感も向上させられます。

*設置のポイント

手すりの高さは、使用する人の身長や動作に合わせて調整することが大切です。
一般的には、床から約70cmの高さが目安となります。

2:洗い場壁面への手すり設置

洗い場は、水や石鹸で滑りやすく、特に転倒の危険性が高い場所です。
壁面に手すりを設置することで、安全に移動や立ち座りが可能になります。
腰くらいの高さに設置することが一般的で、特に洗い場の入口やシャワーの近くに設置すると便利です。

*設置のポイント

洗い場は広い範囲で水がかかるため、手すりは水に強い素材を選び、防錆処理が施されたものが適しています。
床と平行に設置することで、立ち座りだけでなく、体を洗う際の安定感も提供できます。

3:浴槽と洗い場をまたぐ部分への垂直手すりの設置

浴槽に入る瞬間は特にバランスを崩しやすく、非常に危険です。
この部分に垂直手すりを設置することで、体重をかけて安定して浴槽に入れます。
この手すりは、浴槽の端と洗い場の間、つまり浴槽をまたぐ位置に設置します。

*設置のポイント

垂直手すりは、浴槽をまたぐ動作をサポートするため、できるだけ浴槽の入口に近い位置に設置します。
手すりの長さや太さは、握りやすさを考慮して選ぶことが重要です。

□まとめ

風呂場に手すりを取り付けることは、日常生活の安全性と快適性を大幅に向上させる効果的な方法です。
特に高齢者や身体に不安を感じる方々にとっては、必要不可欠な対策の一つといえるでしょう。
また、手すりの取り付け方と最適な位置を理解し、適切に実施することで、より安全で使い勝手の良い浴室環境を実現できます。

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