スケルトンリフォームについてご存じでしょうか。
住宅の骨組みだけを残すリフォーム方法で、間取りや設備を大きく変えられます。
今回は、スケルトンリフォームの基礎知識と種類をご紹介します。
住宅の内部や外部を一新したい方は要チェックです。
□スケルトンリフォームは住宅の骨組みだけ残すリフォーム方法!
スケルトンリフォームとは、建物を一旦骨格の状態に、構造躯体の状態にしてリフォームする方法です。
躯体を生かしてスケルトンを補強し、現在のライフスタイルに合った間取りや設備へ自由に変更できます。
ライフステージの変化に合わせて、間取りや設備を変更したい方もいらっしゃるでしょう。
子どもの成長に合わせて子供部屋を作ったり、夫婦の部屋を1階にしたり、みんなが過ごしやすい家であるためにリフォームが必要な場合があります。
ライフスタイルに合わせて住宅の内部を大きく変えたい方には、スケルトンリフォームの検討をおすすめします。
一方で、スケルトンリフォームできない場合もあるため注意が必要です。
例えば、木造枠組壁工法と呼ばれる2×4工法で建てられた建物は、スケルトンリフォームに不向きです。
□スケルトンリフォームの種類をご紹介!
失敗しないように、どのような場合にどの方法が用いられるのか、事前に知っておきたいものです。
ここでは、スケルトンリフォームの種類を3つご紹介します。
*内部のみスケルトン
建物の内部だけをリフォームする方法です。
外壁の傷みが少ない場合や外壁はそのままにしたい場合に用いられます。
間取りの変更や水回り、階段の位置変更など、建物の内部を大きく変えられます。
また、柱や基礎への耐震補強をしたり、壁の内側に断熱材を入れたりもできます。
*外部スケルトン
外壁だけを解体する方法で、外壁全体が傷んでおり、塗装だけでは対処できない場合に用いられます。
外部スケルトンだけを行うことはあまりありません。
*内部+外部のスケルトンリフォーム
建物の躯体のみを残してすべて解体する方法です。
建て替えができない場合や、建て替えると既存の住宅よりも狭くなってしまう場合に多く用いられます。
住宅の内部を大きく変えたいのか、外観も新しくしたいのか、それぞれのご希望や目的によって適した方法が変わってきます。
費用も考えながら、ご家庭でしっかり話し合うことが重要です。
□まとめ
今回は、スケルトンリフォームの基礎知識と種類をご紹介しました。
スケルトンリフォームには3種類あり、目的によって適した方法が異なります。
それぞれのご希望を叶えるために適している方法を、費用も考慮しながら慎重に検討しましょう。