床や壁の防音リフォームの方法について紹介します!

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快適な日常生活を送るためには、ご自宅の防音性能が欠かせません。
防音性が低いと、外の騒音がストレスになったり、家の中からの音漏れでご近所さんからクレームが入ってしまったりと、とても快適とはいえない暮らしになってしまいます。
それでは、ご自宅の防音性を高めるためには、どのような対策を取れば良いのでしょうか。
今回は、生活音によるトラブルを防ぐための、床と壁の防音リフォームについてご紹介します。

□床の防音リフォームについて

床の防音性能を高めるリフォームとしては、次の3つの方法があります。

1.防音性能の高い床材に張り替え
最も基本的なリフォーム方法が、既存の床材を、防音性能の高いものに交換する方法です。
床材交換の費用相場は、6畳あたり20~30万円ほどが一般的で、使用する床材の種類や部屋の面積によって価格は変わってきます。

2.床材の下に遮音マットを敷く
床の仕上げ材を1度剥がし、その下に遮音マットを敷き詰めるのも1つの方法です。
遮音マットを仕上げ材の下に敷いておくことで、物が落下したときの衝撃音を緩和できます。
この場合のリフォームは、30~60万円ほどが費用相場になっていますが、遮音マットのグレードによって費用は大きく変わってきます。

3.床材の下に吸音材を敷き詰める
床材の下に吸音材を敷き詰めるリフォーム方法もあります。
この手のリフォームでは、吸音材として断熱材としても使用されるグラスウールが良く使用されているので、副次効果として断熱性の向上も期待できます。
費用相場は使用する素材によっても大きく異なりますが、およそ35〜80万円です。

□壁の防音リフォームについて

続いて、壁の防音性を高めるリフォーム方法についてお伝えします。

*壁に吸音材と遮音シートを入れる

最も多く使われている手法は、壁の内側に吸音材と遮音シートを入れるリフォームです。
壁材を一旦取り外し、内側に吸音材と遮音シートを敷き詰めたうえで、再度壁材を仕上げていきます。
費用相場は吸音材や遮音シートの品質によっても変わってきますが、目安としては18~25万円程が相場になっています。

*換気口を防音仕様にする

音は小さな隙間からも出入りするものなので、防音性を高めるためには、換気口の防音対策も重要です。
換気口を取り換えるのが一般的な方法ですが、屋外のキャップを交換したり、ダクト内に防音パイプを設置したりすることでも、防音性を向上できます。
換気口の防音リフォームにはそれ程費用がかからず、およそ2~5万円でリフォームできるので、費用を安く済ませたい方におすすめの方法です。

□まとめ

快適な暮らしを叶えるためには、ご自宅の防音性能を高めることが欠かせません。
特に壁や床は、家の外部や上下の階と接している部分になるので、きちんと防音対策を施しておくことが大切です。
今回お伝えした方法を参考に、予算と相談しながら最適なリフォーム方法を選択してください。

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