冬場は、ヒートショックのリスクが高まる季節です。
このヒートショックは、高齢者に起こりやすく、脳梗塞に繋がるリスクもあるので必ず対策しておくべきと言えるでしょう。
今回は、ヒートショックを予防するためのリフォームについて紹介します。
□ヒートショックの原因とは
ヒートショックは、温度が急激に変化することで血圧が乱高下し、心臓や血管に大きな負担がかかる状態のことです。
寒さの厳しい冬場に、暖房がきいている部屋からきいていない脱衣所やトイレに移動する際に起こることが多く、比較的高齢者が多く発症します。
よって、予防するためにはいかに温度差をなくすかが大切なのです。
家全体の気密性を向上させるリフォームが理想的ですが、予算の関係上難しい場合は、浴室やトイレのリフォームを行うと良いでしょう。
□ヒートショックを予防するために!リフォームについてご紹介!
ヒートショックを予防するために有効なリフォームは主に5つあります。
1つ目は、断熱リフォームです。
断熱リフォームは、天井や壁、床に断熱材を敷き詰めて外気のシャットアウトを図るリフォームです。
家全体に行うことで、部屋と部屋の温度差が少なくなります。
コストを抑えたい場合は、浴室やトイレに施すだけでも効果的です。
2つ目は、窓による断熱です。
暖かい空気は、窓を伝って外へ逃げる性質があります。
そこで、室内の暖かい空気を外に逃がさないために、二重窓にする方法があります。
特に、現在の窓の内側にもう1枚窓を設置する「内窓」では、簡単な工事で高い断熱性を確保できるのでおすすめです。
3つ目は、ユニットバスへの変更です。
現在タイル張りの浴室を使っている場合は、最新のユニットバスにリフォームするのがおすすめです。
ユニットバスに変えるだけでも暖かさを格段にアップさせられます。
4つ目は、浴室暖房の設置です。
脱衣所での温度の変化を防ぐために有効なのが浴室暖房です。
浴室暖房については後付けも可能ですが、ユニットバスを導入するのであればセットで導入するのがお得です。
5つ目は、床暖房です。
床暖房は、部屋を足元からじんわりと暖めてくれます。
室温をそれほど上げなくても快適に過ごせるメリットがあります。
リビングに取り入れることが多いですが、その階全体に取り入れるのが理想です。
□まとめ
今回は、ヒートショックを予防するためのリフォームについて紹介しました。
ヒートショックは、急激な温度の変化によって血圧が乱高下する症状です。
これを防ぐためには、断熱材や二重窓の設置、ユニットバスへの変更、浴室暖房や床暖房の導入が効果的なので覚えておきましょう。