階段のバリアフリー化について紹介します!

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障害のある方や高齢者の方にとっては、階段の上り下りは非常に大変です。
このような方が自宅でも快適に過ごせるようにするには、階段のバリアフリー化がおすすめです。
階段のバリアフリー化にはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は、階段のバリアフリー化について紹介します。

□階段のバリアフリー化の目的とは

階段のバリアフリー化には、以下の2つの目的があります。

1つ目は、足腰が弱くても使いやすくするためです。
人は高齢になるにつれて、足腰が悪くなってしまいます。
当然ながら、高齢者になっても元気に生活している方も多くいますが、それでも家の中での事故によるけがは高齢者が多数を占めています。

夜間、暗い中でトイレに行ったり、薬剤の影響でふらつきやすくなったりしている状態では転倒する可能性も高くなります。
このことから、足腰が弱くなってくるタイミングでバリアフリー化を検討する必要は大いにあると言えます。

2つ目は、車いすを使う人に配慮するためです。
車いすに乗っていると、階段やスロープを上り下りすることが難しくなります。
介護が必要な人の多くは、自宅で過ごしたいと考えています。
自宅で過ごしたいという願いを叶えてあげるためには、階段やスロープをバリアフリー化して、車いすを使う高齢者が自宅で介護を受けられるような環境を作ってあげると良いでしょう。

□バリアフリー工事の費用と期間について

足腰が弱い方のためのバリアフリー化には、手すりを付けたり階段をかけ替えたりするという工事があります。
また、滑り止めの装着という方法も効果的です。
滑り止めの装着は、最も簡単にできる方法で、ホームセンターで数万円程度の材料を購入しさえすれば誰でもできます。

手すりの取り付けは、目安として4,000ミリメートルのLIXILの手すりを設置する場合は約5万5,000円ほどで、転倒防止のためのライトを付けると約17万円ほどの費用がかかります。
階段のかけ替えは、最小限の費用に抑えられても20万円前後、費用が膨らむと100万円程度かかることがあります。
これらのリフォームは、内容によって工事の期間も変わります。

車いすの方のためのリフォームとしておすすめなのが昇降機の設置です。
昇降機があれば、車いすに乗ったまま階段の上り下りが可能です。
費用は50万円前後で、工期は半日から1日となります。

□まとめ

今回は、階段のバリアフリー化について紹介しました。
階段のバリアフリー化を検討する場合には、どのような目的で行うのかということを明確にしましょう。
また、工事の選択肢は複数あるので、条件に合った最も良いものを選ぶようにしましょう。

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