洗面所の段差をなくすリフォームについて紹介します!

  • コラム

家の中の段差は、高齢の方の転倒に繋がりやすいのでできるだけ解消したいところです。
では、転倒防止のための洗面所の段差解消リフォームにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
また、期間はどのくらいでしょうか。
今回は、洗面所の段差をなくすリフォームについて紹介します。

□段差がある理由とは

そもそも、転倒の原因にもなりうる段差がなぜ存在するのでしょうか。
理由は2つあります。

1つ目は、遮音等級の規定に則るため床下に空間を作る必要があるからです。
マンションの場合、下の階に足音や生活音が響かないように設けられている、遮音等級の確保のためにとられる置床工法によって段差が生まれるケースがあります。

2つ目は、設備配管や電気配線を通すため床下に空間を作る必要があるからです。
洗面所に限らず、キッチンや洗面所、トイレなどの水回りには段差があることが多いです。
それは、給水給湯、排水管を通す空間を確保するためです。
ただし、水回りにコンクリートスラブが下がっている場合は段差になりません。

□洗面所のリフォーム期間と費用について

洗面所のリフォームは、以下のような順番で進んでいきます。

・洗面台・洗濯パンの取り外し、配管の移設
・床下地組み
・クッションフロア張り
・洗面台・洗濯パンの取り付け

リフォーム期間はおよそ4日間です。
ただし、作業スペースの広さによっては4日よりも長くかかったり、短くかかったりします。

洗面所の段差リフォームの相場は、以下の通りです。

・内装工事 5,000円
・電気工事 15,000円
・大工工事 40,000円
・配管移設工事 25,000円
・設備工事 40,000円
・材木費 15,000円
・養生費 5,000円

これに交通費などの諸経費をプラスすると、工事のトータルの費用はおよそ20万円前後になるでしょう。
4日間の工事期間中は、電気工事は電気工事の業者、内装工事は内装工事の業者というようにそれぞれの専門業者が作業を行います。
そのため、それぞれの工事をどこに依頼するかで費用が変わってきます。

□まとめ

今回は、洗面所の段差をなくすリフォームについて紹介しました。
洗面所には、遮音等級や配線の空間を確保するために空間が設けられることにより段差が生じるというケースが多いです。
この段差は転倒事故を防止するためにも、特に高齢の方がいらっしゃる家では解消しておくのをおすすめします。
段差解消リフォームの相場は20万円前後で、どの会社を選ぶ方で費用に違いが生じるので注意しましょう。

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