お風呂のバリアフリーリフォームについて紹介します!

  • コラム

家には生活する上で様々な障壁があります。
もちろん、家の中でも最も落ち着く空間と言えるお風呂場にもあります。
お風呂場に限らず、家の中の代表的な障壁には転倒の原因になる段差が挙げられますが、その他にも見えない障壁があるので覚えておきましょう。
今回は、お風呂のバリアフリーリフォームについて紹介します。

□お風呂のバリアフリーリフォームの重要性について

バリアフリーとは、障壁を取り除くことを意味します。
家の中には様々な障壁があり、快適な暮らしの妨げになっています。
お風呂場も障壁がある場所の1つです。
バリアフリーには手すりの設置や段差の解消といったものが想像しやすいですが、お風呂にあるバリアはそれだけではありません。

お風呂場での事故としては転倒以外にも、ヒートショックというものがあります。
ヒートショックとは、寒い場所から暑い場所、暑い場所から寒い場所に移動することで体の血圧が乱高下して、脳梗塞を起こしてしまう症状のことです。
このヒートショックや転倒を起こさないためにも、お風呂場のバリアフリー化は行う必要性があると言えるのです。

□箇所別のバリアフリーリフォームについて

1つ目は、扉です。
お風呂と洗面所の境界にある扉は、内開きと外開きがありますが、内開きだともし中にいる人が倒れてしまった際に、扉を開けない可能性があります。
そのような事態を防ぐためにも、引き戸や折れ戸の採用がおすすめです。
引き戸であれば、出入口の確保にも繋がるでしょう。

2つ目は、出入口の段差です。
出入口に段差があると、当然転倒の危険があります。
出入口は可能な限り洗面所とフラットな高さにすると良いでしょう。

ただし、完全にフラットにしてしまうと洗面所に水が漏れてしまう構造になります。
排水溝に向けて水が流れていくように、傾斜をつけるといった工夫もあるので検討しましょう。

3つ目は、床材です。
床材がつるつるなのも転倒の原因になります。
また、昔ながらのお風呂にはタイルが使われているところも多いですが、タイルは濡れると滑りやすくなります。
お風呂場のリフォームの際には、滑り止め効果のある床材や断熱性の高い素材を選びましょう。

4つ目は、暖房機能です。
ヒートショックの予防として、洗面所に暖房機能を設けることも効果的です。
洗面所が暖かいと、服を脱いでお風呂場に入り、湯船につかるという一連の動作の中における体温の変動が緩やかになり、ヒートショックの原因である血圧の乱高下を防げるでしょう。

□まとめ

今回は、お風呂場のリフォームについて紹介しました。
お風呂場のリフォームをする際には、お風呂場で起こりやすい事故には何があるのかということをイメージする必要があります。
お風呂場での事故には転倒以外にも、ヒートショックのような事故もあるので、あらゆる事故を予防できるように気を付けましょう。

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