階段のバリアフリー化のポイントやかかる費用と日数について紹介します!

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高齢者にとって、階段は事故のリスクがある場所なので、できる限りバリアフリーの工夫をしておく必要があります。
では、バリアフリー化を進めるにあたっては、どのようなポイントが大切になるのでしょうか。
また、バリアフリー化にはどのくらいの費用と日数がかかるのでしょうか。
今回は、階段のバリアフリー化のポイントやかかる費用と日数について紹介します。

□リフォームのポイントとは

1つ目は、階段の勾配です。
45度ほどが基本の階段の勾配は、より安全性を高めるために45度よりも小さくする必要があります。
また、1段1段の奥行きと蹴上げについてもバランスを見ながら高齢者に優しい長さにすることをおすすめします。
目安として、勾配は25から35度、蹴上げは15から18センチ、踏み面は25から32センチほどの長さにすると高齢者でも転倒しにくく、安全な階段になるでしょう。

2つ目は、手すりです。
階段の両側に手すりを設置することで、転倒予防になります。
基本的に、手すりは降りる時の利き手側に付けます。
しかし、高齢者や足腰の弱い人にとっては上るのも下りるのも辛いので、両側に付ける必要があります。
また、手すりには滑りにくい素材を使うことで握力が弱くても握れるようになるでしょう。

3つ目は、階段昇降機です。
車いすで移動している人がいる場合は、階段に昇降機を設置するのも良いでしょう。
昇降機は、階段に取り付けたレールを伝って上り下りできるリフトのことです。
エレベーターを設置するよりもコストを抑えられ、工事も大規模にならないため取り入れる人が増えています。

□階段のバリアフリー化にかかる費用と日数について

階段の配置換えや段差の変更では、約50から90万円ほどの費用がかかります。
費用は、直線階段にするか、U字階段にするかなど階段の形によって変わります。
工事の日数は3日から1週間程度です。

また、手すりの設置の費用は約4から10万円かかり、日数は1日程度です。
階段昇降機の設置費用は直線レールか曲線レールかによって異なり、約60から120万円となります。
工事の日数は1日程度です。

□まとめ

今回は、階段のバリアフリー化のポイントやかかる費用と日数を紹介しました。
バリアフリー化には、「階段の勾配」「手すり」「階段昇降機」など様々な種類があります。
また、かかる費用や日数はどのような工事をするかによって異なりますが、手すりの設置では10万円以内で、階段昇降機の設置や階段の勾配をつける工事では約50から100万円ほどの費用が必要になるでしょう。

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