高齢者向けのキッチンリフォームについて紹介します!

  • コラム

毎日使うキッチンは、より安全で使いやすいものにするべきです。
特に、高齢者が使う場合は、思わぬ事故を防ぐためにもよりこれらの点に注目しておく必要があります。
もし、現在のキッチンをより使いやすいものにしたい場合は、リフォームを検討すると良いでしょう。
今回は、高齢者向けのキッチンリフォームについて紹介します。

□高齢者の方におすすめのキッチンリフォームについて

1つ目は、安全性を高めたキッチンへのリフォームです。
高齢者の目線でリフォームを検討する場合、最も重視すべきポイントは安全性です。
キッチンは火災事故が起こりやすい場所なので、火の元に注意する必要があります。
おすすめは、ガスコンロからIHクッキングヒーターへのリフォームです。
IHクッキングヒーターはガスコンロと比べて、安全性や手入れのしやすさで上回っています。
火を使わないため、火災の心配はありませんが、使い慣れていない場合はやけどに注意する必要があるでしょう。

2つ目は、楽な姿勢で使えるキッチンへのリフォームです。
立ったまま使うキッチンは、長時間使っていると体への負担がかかります。
高齢者にとっては立ちっぱなしの火事はかなり辛いものなので、できるだけ楽な姿勢で調理できるように高さを工夫する必要があります。
使いやすい高さは人それぞれですが、「身長+ 2 + 5センチ」が目安となります。
また、バリアフリーに特化しているシステムキッチンの導入も検討すべきでしょう。

3つ目は、力が弱くても使えるキッチンへのリフォームです。
高齢になればなるほど、握力も衰えていきます。
水栓レバーや引き出しなど、握力が弱いと使いづらいものもあるため、力が弱くても使いやすいように改善する必要があります。
引き出しについては、自動昇降式の収納に換えるのがおすすめです。
スイッチ操作で棚が降りてくるため、引き出しを使わなくても収納可能になります。

□リフォームの相場について

高齢者向けのキッチンリフォームの相場は以下の通りです。

・ガスコンロからIHクッキングヒーターへのリフォーム 約8から30万円
・システムキッチンへの変更 約40から90万円
・自動昇降式収納へ変更 約8から20万円
・床暖房リフォーム 約25から55万円
・キッチンの床材リフォーム 約7から10万円

それぞれキッチンの広さやどのような設備が既にあるかで費用は異なります。
また、複数のリフォームを同時に行うことで施工費用を安く抑えられるケースもあるので覚えておきましょう。

□まとめ

今回は、高齢者向けのキッチンリフォームについて紹介しました。
高齢者向けのリフォームでは、安全性を優先して、その次に楽な姿勢が維持でき、力が弱くても使いやすくなるように工夫すると良いでしょう。
また、リフォームの相場はどのようなリフォームをするかやキッチンの状況によっても異なることを覚えておきましょう。

新着コラム

コラム一覧へ