新潟市で介護保険の認定を受けている場合に住宅改修で利用できる制度を紹介します!

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自治体の中には、高齢者の生活改善のための住宅改修に対して補助を行っているところがあります。
新潟市もそのうちの1つで、条件に当てはまっている方はこの制度を利用可能です。
今回は、新潟市にお住まいの方で、介護保険の認定を受けている場合に住宅改修で利用できるサービスについて紹介します。

□新潟市の介護サービスについて

新潟市には、高齢者向け住宅のリフォーム助成制度があります。
これは、身体機能の低下に伴い、日常生活が困難な65歳以上の高齢者が自宅で不自由なく生活できるように行う、お風呂やトイレ、階段などの改修に際して、その費用の一部を助成する制度です。
この制度で助成を受けるためには、着工前1か月までに相談する必要があります。

*対象者と対象住宅

65歳以上で、介護保険の要介護もしくは要支援の認定を受けた方がいる世帯です。
ただし、前年の世帯年収が600万円に満たない世帯に限ります。

対象住宅は、対象者が住んでいる住宅のみです。
また借家の場合は、家主の承諾が必要で、当然共用スペースの工事は不可です。

*対象工事

各段差の解消、手すり取り付け、滑り止め、床材の変更などです。
ただし、助成の決定前の着工部分については助成不可です。

*助成額

助成額は世帯区分と身体機能によって変わります。
生活保護世帯では、助成率は100パーセント、助成限度額が30万円です。
所得税非課税世帯では、助成率は75パーセント、助成限度額は22.5万円です。
所得税課税世帯では、助成率は50パーセント、助成限度額は15万円です。
助成は1世帯につき1回までです。
また、助成対象となる施工費用に助成率をかけ、助成限度額を下回る場合は低い方の金額となります。

□手続きの流れ

まずは、区役所の窓口で申請書を受け取り、そこに必要事項を記入の上、必要書類を添えて提出します。
助成決定通知が届き次第、工事の着工に移ります。
工事が終わったら、完了届と助成金請求書、施工業者の請求書、完了後の写真を提出しましょう。
審査が終わり次第、助成金が指定口座に振り込まれます。
また、工事の内容についての詳しい調査のため、対象世帯へ訪問調査が行われることもあるので知っておきましょう。

□まとめ

今回は、新潟市で介護保険の認定を受けている場合に住宅改修で利用できるサービスについて紹介しました。
要件を満たしている場合は、住宅改修において世帯区分に応じた助成が受けられます。
着工後は適用の対象外となることに注意しましょう。

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